言語化
よく設計業界にて言語化というフレーズを耳にする。
自分の思考を整理し文字通り言葉とすることであるが、
身の回りではこの言葉に抵抗感があるようで。
設計者は図面という特殊な言語を扱っているため、
図面の表現が大切とどこかで目にしたがその通りだと感じている。
しかし言語化というフレーズを持ち出した途端に、
そんなことより、施主の要望イコールなものがよしとする風潮。
当たり前のこと、基本中の基本、根底にあるべきものをセールスポイントとする。
相互にギャップを感じる日々である。
設計者ー施主
設計者ー施工業者
設計者ー行政
etc.
どのような関係性にせよ他者へ何かを伝えようとする際、
新聞の見出しのように、思考を言語化し、簡略的なフレーズが必要。
それはどういうことか、フレーズの説明を行えば良いと考える。
どの業種にも当てはまることで、
自分の考えを整理し、他者へ伝える時に大切なことのように思う。
普段から身の回りに起きている出来事について、
端的にまとめると同表現できるのだろうと整理する訓練が必要と感じる。
ものを見る眼を磨くだけではなく、
不器用でもいい、日頃から言葉あそびに興じる必要性を感じる。