備忘録

思考のストレージ

リスト

ずいぶん久しく記事を書く。 基本自己の思考をアーカイブすることを目的としているため、 特に気にせずマイペースに更新できたらと思う。 様々な事を再考する状況になかなか身を置くことができず、 思考が収束していないことも原因である。 最近気になってい…

陰り

先日某番組を見ていたときのこと。 「締め切りはある種自分の身を守るためのもの」 というようなことが伝えられていた。 一瞬、はて?と思った。 学生時代から締め切りに追われる日々だったような気がする。 ーレポート ー設計課題 ー試験・卒業研究 etc... …

とある危機感と絶望

危機感を感じざるを得ない出来事が多すぎる。 現場監理について、 監理者が現場へ行った際に施工不良を見つける。 現場が休工日において他仕上げや部材との複雑な取り合いをチェックし、 そのことについてネット上でこの施工は気に入らないと発信する。 こう…

批評軸

先日、新建築住宅特集編集長 西牧厚子氏の講演を聴いた。 今回は建築家ではなく、建築雑誌という媒体を扱う方として、 実際に何が語られるのかとても関心があった。 以前石川初さんの本を読んだ際、 ランドスケープアーキテクトとしてプロジェクトに参加する…

職責

先日建築士の定期講習を受講した。 内容は近年の法改正や建築士としての職責について、 機会を設けて学習しようというものである。 建築士を取り巻く環境の変化に大きく影響した事象として 構造計算書偽装問題がある。 現に毎年国交省の役人により、各行政や…

つまらなくて 価値のあるもの

つまらなくて 価値のあるもの Casa ブルータスを読んで。 建築家の内藤廣氏が設計した虎屋についての特集記事の中にあった一節。 日本人が誰かに手土産を手渡す際に使う言葉として、 「つまらないものですが...」というものがある。 周りにつまらないならよ…

日常の解像度

観察の練習という本に出会った。 特に探していたのでなくたまたま出会った。 所謂ジャケ買いの一種であったと記憶している。 内容は簡潔に述べると、まず見開きでとある日常の風景が示される。 そしてページをめくるとその写真に対する著者による事象説明が…

表層原理主義

表面上は似せているものの実際は似て非なるものが出来上がることがある。 モナコ風、北欧風の、イタリアの風を感じる、モダンな雰囲気な… 様々なネーミングで打たれる広告たちをみていつも愕然とする。 コンセプトとしてキャッチーなものを設定しているが、…

点・線・面

はじめに 前書きの内容について一部加筆したので一読願いたい。 kthrk374483.hatenablog.com ー点 ー線 ー面 身の回りにあるものは全てこの要素でできている。 点だけでは一次元なので物体として成立しないものの、 点と点につながりが生まれることで線とな…

好きか嫌いか

先日、某新聞広告を読んで思うこと。 某調理学校の方によるものが共感し、自分も顧みなくてはと考えさせられた。 -食事は好きか嫌いかで判断してはいけない。 我々は好きか嫌いかではなく分析しなければならない。 といったようなことが書いてあったと記憶…

同調主義者

同調主義 他者の意見と同様の考えを持っていると主張するひとの集まり。 いわゆる右にならえ的思考に基づく人付き合い。 設計界隈、地方都市によく見られる光景ではないだろうか。 (地方都市に限ったわけではないが、閉鎖的集団によく見受けられるように思…

言語化

よく設計業界にて言語化というフレーズを耳にする。 言語化 自分の思考を整理し文字通り言葉とすることであるが、 身の回りではこの言葉に抵抗感があるようで。 設計者は図面という特殊な言語を扱っているため、 図面の表現が大切とどこかで目にしたがその通…

まえがき

建築を学び、業界に属して15年あまりが経つ。 立ち位置としてはまだまだ勉強中なところではあるものの、 少しずつ自分の思考を深め、批評性を持ったモノの見方、 審美眼を磨き、あるべき自分のスタイルについて模索する必要を感じた。 拙い文章ではあるもの…